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ごあいさつ
独立行政法人労働安全衛生総合研究所
理事長 前田 豊
独立行政法人労働安全衛生総合研究所は、職場における労働者の安全及び健康の確保に資するため、(1)事業場における災害の予防に関する総合的な調査及び研究と、(2)労働者の健康の保持増進及び職業性疾病の病因、診断、予防その他の職業性疾病に係る事項に関する総合的な調査及び研究を行う研究所です。
我が国においては平成20年の1年間に、いわゆる労働災害により1,268人の方が亡くなり、8,874人の方が休業4日以上の疾病にかかり、これらを含め死傷者数(休業4日以上)は119,291人に達しています。
この労働災害をなくし、人が健康で安全に働くにはどのようにするべきでしょうか。災害の発生点である職場において、事業主や働く人自身がしかるべき対策を講じることは必須であり、それを後押しする行政の活動も欠かせませんが、それに加えて科学的技術的な側面からの支援もまた欠かすことはできません。当研究所は、この科学的技術的な面からの活動を行う機関であって、これにより労働者の安全と健康の確保に資することを目指しているものであります。
研究所の具体的な業務は、労働者の安全あるいは健康の確保につながる研究の実施と、労働災害調査・立入調査、労働者の安全あるいは健康に関する情報の収集・発信等になります。研究所として高度の研究水準を保つことは災害原因の究明や防止対策にもつながるものであって重要なことですが、同時に科学的技術的な労働災害の調査や安全衛生関係基準類策定など、直接的な研究以外の面での貢献も重要な業務となっています。
研究の高度化と有用性という両面の成果を追うことになりますが、労働安全衛生総合研究所は役職員一同業務に精励して参りたいと存じますので、今後とも皆様方のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成22年3月


