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概要
労働安全衛生総合研究所の役割
働く方々が職場で、または仕事に起因して負傷したり、病気になったり、ましてや死亡するようなことは、本人や家族にとって大変に不幸なことであることはもとより、国の産業の健全な発展にとっても看過できない問題です。事業主、労働者、行政等の関係者が一丸となって安全で健康な職場環境の実現のためにそれぞれの役割を果たさなければなりません。
労働安全衛生総合研究所は、厚生労働省所管の独立行政法人として、事業場における災害の予防並びに労働者の健康の保持増進及び職業性疾病の病因、診断、予防その他の職業性疾病に係る事項に関する総合的な調査及び研究を行うことにより、職場における労働者の安全及び健康の確保に資することを目的として、平成18年4月1日に、「独立行政法人産業安全研究所」と「独立行政法人産業医学総合研究所」の統合により発足致しました。
当研究所は、本目的の達成のため、理学、工学、医学、健康科学等様々の観点から総合的・専門的に労働災害防止のための調査研究を行い、行政施策の立案・実施に科学技術的側面から貢献するとともに、事業者等において事業場の安全衛生の確保・向上が図られるよう、調査研究等により得られた知見の積極的提供等に努めています。
基本方針及び重点研究分野
労働安全衛生総合研究所は、わが国で唯一の「産業安全及び労働衛生」分野における総合的研究機関として、「職場における労働者の安全及び健康の確保」に資するため、独立行政法人として真に担うべき安全衛生にかかる研究課題について、次の基本方針に基づき、以下の分野を重点として事業を展開します。
基本方針
- 二つの研究所の統合のメリットを生かし、産業安全分野及び労働衛生分野の調査・研究に加えて、それぞれ蓄積してきた研究手法、知見を活用した総合的・学際的調査研究を一体的に推進します。
- 行政による労働安全衛生に係る法令の制定・改正や各種技術基準の策定等について、専門機関として積極的に参画し、貢献します。また、特に重大ないし複雑な労働災害の原因調査及び再発防止対策について、行政と連携して的確に対応します。
- 調査研究の効果的で効率的な実施、最先端の技術水準の確保、研究の更なる活性化などの観点から、民間、大学等との研究協力を積極的に推進します。
- 産業現場のニーズを的確に反映した調査研究を実施し、その調査研究成果については、学会等における学術的発表のみならず、関係団体、事業者等に対して様々なツールを用いて効果的に発信を行うとともに、調査研究成果等を活用した積極的な技術支援に努めます。
重点研究分野
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産業社会の変化により生じる労働安全衛生の課題に関する研究
労働者の働き方等が変化することに伴い、職場のストレス、長時間労働及び交替制勤務等がメンタルヘルスなどの健康に及ぼす影響について分析し、その予防に関する研究を実現する。また、技術革新等により新たに産業現場で取り扱われる新材料や新技術に起因する労働災害に対する予防的対応に関する研究を実施する。 -
産業現場における危険・有害性に関する研究
労働災害の多発している作業、起因物質等に着目し、墜落、爆発、化学物質、物理的要因等現場における危険・有害性について分析し、講ずべき対策に関する研究を実施する。 -
職場のリスク評価とリスク管理に関する研究
職場における危険・有害因子へのばく露評価手法、リスク評価法等の確立や、リスク管理を効果的に実施していくための支援ツールの開発に関する研究を実施する。


