![]() 独立行政法人産業安全研究所 と独立行政法人産業医学総合研究所は平成18年4月1日をもって統合しました。 このページは、(旧)独立行政法人産業安全研究所の平成18年10月2日以前のコンテンツです。 |
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| ■ 平成17年度外部研究評価会議の結果と対応 |
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「産業安全研究所外部研究評価会議」は,産業安全研究所が社会的要請に沿った産業安全に係わる基礎的または応用的研究及び開発的研究を効率的に推進するために,外部の専門家・有識者により研究課題及びその評価方法の妥当性等について総合的観点から,評価・提言を受けるための会議である。 平成17年度は,平成17年12月1日(木)に開催し,産業安全研究所の次期中期計画期間における調査研究領域及び内部研究評価会議の実施状況等についての討論を実施し意見・提言を受けるとともに、平成14年度から18年度まで実施予定のプロジェクト研究課題「人間・機械協調型作業システムの基礎的安全技術に関する研究」についての中間評価、および平成13年度に始まり平成16年度で終了したプロジェクト研究課題「建設労働災害の発生原因としてのヒューマンエラー防止に関する研究」、平成14年度に始まり平成16年度に終了したプロジェクト研究課題「仮設構造物の耐風性に関するアセスメント手法の開発」の事後評価を実施した。 (1)「次期中期計画期間における調査研究領域」に係る討論 プロジェクト研究課題・基盤的研究分野とも、独立行政法人としての業務内容・目的に合致しており設定は妥当であること、また、プロジェクト研究課題と基盤的研究分野に分けて研究を進める方式は良く工夫されており、中期的なスケジュールは現時点で妥当なものと考えられる、等の評価であった。一方、社会的ニーズの変化を把握するための方法、調査研究の重要度や緊急性の判断方法等についても整理し、産業安全の状況変化に応じたフレキシブルな考え方で調査研究を進めるべきであり、近年の技術進歩の急速な展開に対応するために研究のスピードを上げいち早く取り組むことが重要である、等の指摘があった。当研究所としては指摘を踏まえて調査研究を進めることとしている。 (2)「内部研究評価会議の実施状況」に係る討論 研究課題の進捗状況をフォローすることは管理上必要であり、研究者に一定の具体的努力目標を与えるという意味で評価できると共に、研究員の負担低減を図るための様々な工夫を行いながら運営していく姿勢を今後も継続すべき、等の評価であった。一方、研究内容、研究成果(発表件数、論文数等)に偏らず、担当者の役割や研究を通じた社会的活動などを把握し、今後の研究に反映するなど、研究外業務にも配慮すべきである、等の指摘があった。今後は研究者の業務を多面的に把握した上で研究への配慮を行うこととしている。 (3)プロジェクト研究課題の評価 最高点を5点とする5段階評価で行われ,中間評価と事後評価では,「学術的意義」,「社会的意義」,「研究目標と計画」,「研究成果と価値」,「研究成果の公開」の計5項目について評価が行われた。 プロジェクト研究課題「人間・機械協調型作業システムの基礎的安全技術に関する研究」については、平成16年度までの成果に対して中間評価を実施した。中間評価の総合評価点は4.2点と高い評価であった。人間と連携して作業を行う協調型作業ロボットや移動ロボットの導入が進む中で,新たな安全技術を構築することなどを目的とした研究である。人間協調型機械の本質的安全化や危険点近接作業における災害防止の基本的考え方を提唱しており、新規性と新技術創出の可能性は高い、研究成果の規格化や具体的な安全技術の実用化に期待する、などのコメントを受けた。 また、安全装置の規格に生かすことへの要望がなされた。今後、行政が出す指針への技術的貢献,国際規格への提案も検討することとしている。 プロジェクト研究課題「建設労働災害の発生原因としてのヒューマンエラー防止関する研究」については,事後評価の総合評価点は3.7点と概ね高い評価を受けた。建設作業が労働集約型の典型であって,ヒューマンエラーによる災害がきわめて高いことから,「建設作業現場」を対象にヒューマンエラー防止の研究を実施したものである。ヒューマンエラーや不安全行動を科学的に分析・解析したことの学術的意義,建設現場を対象として研究の社会的意義が評価された。また、人間に係わる実験結果の整理は難しいが,今後も発表を続け,業界への普及に努めることが要望された。 プロジェクト研究課題「仮設構造物の耐風性に関するアセスメント手法の開発」については,事後評価の総合評価点は3.9点と概ね高い評価を受けた。強風により最も倒壊するおそれが高い仮設足場を対象に,屋外現場,風洞を用いた模型実験等を通じて風荷重の特性を解明し,強風下での足場の組立解体を行う作業員の危険性を実験的に調べること等によって強風下での仮設足場における作業の安全性について総合的に検討した。枠組み足場の実測結果は有効なデータを提供しており,風洞実験では種々のパラメータごとに詳細なデータが得られていると評価された。今後,一般の事業所への普及,基準改正への貢献が要望された。 付録(pdf) (評点集計結果) |