フランス建設業災害防止団体（L'Organisme Professionnel de Prevention du Batiment et des Travaux Publics：OPPBTP）事務総長　Paul Duphil氏が、平成27年6月5日（金）に安衛研清瀬地区に来訪されました。小川理事長と豊澤理事を訪問の後、吉川(筆者)らの案内により、建設安全研究グループの研究施設を見学されました。OPPBTPは日本で言えば建設業労働災害防止協会と類似の組織で、フランス内に18の地方組織があり、350社が会員となっているとのことです。また、Paul Duphil氏は、「建設災害防止における経済的アプローチ研究」のリーダーであり、安全衛生経費の支出により、より多くのベネフィット（作業効率や生産性向上、経費節減など）が得られることを検証しています。当研究所の研究員らとのディスカッションで、近い将来、建設業労働災害防止協会や当研究所などと共催で、「建設災害防止における経済的アプローチ研究」に関する日仏シンポジウム開催についても検討することなどが話し合われました。