労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 104 (2017-07-07)


** 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
**次回配信予定:2017年9月1日 (毎月第一金曜日発行)
** 8月は休刊となります。

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目次
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【104-1】お知らせ
 1.「平成29年度 安全衛生技術講演会」のご案内(第四報)
 2.INDUSTRIAL HEALTH Vol.55 No.3 の発行・公開
 3. 研究員の受賞について
 4.粉じん爆発・火災安全研修【初級/基礎編】のご案内


【104-2】コラム
 1. 鉄鋼材料における超高サイクル疲労特性の評価
  (機械システム安全研究グループ 部長 佐々木哲也)
 2. 行動を科学する‐「行動分析学」という学問‐動物実験から作業者への行動分析学的介入実験まで
  (産業毒性・生体影響研究グループ 主任研究員 北條理恵子)

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【104-1】お知らせ
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1. 平成29年度 安全衛生技術講演会のご案内(第四報)
 当研究所の労働安全衛生分野における研究成果を企業の安全衛生担当者や安全衛生業務に従事している方々などにお伝えし、当研究所の最先端の研究成果や知見を安全衛生水準の向上に役立てていただくことを目的に、今年度も「安全衛生技術講演会」を東京(9月26日(火))、大阪(10月5日(木))の2か所で「労働安全衛生の新たなリスクを考える」をテーマに開催いたします。
 開催時間は、いずれの会場も10時?16時です。6月1日より、FAX並びにWebによる参加申し込みを開始しました。プログラムの詳細につきましては、下記のURLでご確認ください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2017/kouen.html


2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.55 No.3 の発行・公開
 巻頭言では、公衆衛生および労働衛生双方の視点からみた化学物質のリスク評価について述べられています(遠山千春編集委員)。本号は総説論文が3編あり、暑熱ストレスに対する介入(中国)、建設業における安全衛生(コロンビア)、心拍数に基づく代謝率の推定(ベルギー)が検討されています。原著論文等では、飲酒と心理的ストレスの前向き関連(日本)、休息の適切な取得等による仕事のエネルギー管理(フィンランド)、対人サービス職における感情抑制(韓国)について研究成果が報告されています。また当研究所過労死等調査研究センターからの論文では、脳・心臓疾患と精神障害の事案の解析を通じて判明した過労死等の主な実態が示されています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。
 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/en/indu_hel/2017.html


3. 研究員の受賞について
 平成29年6月3日–4日に行われた日本人間工学会第58回大会において、当研究所のリスク管理研究センターの菅間敦 研究員が平成29年度一般社団法人日本人間工学会研究奨励賞を受賞しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/104-1.html


4.粉じん爆発・火災安全研修【初級/基礎編】のご案内

当研究所では、一般社団法人日本粉体工業技術協会との共催で、下記のとおり研修会を開催します。本件研修は、粉じん爆発の初心者、現場の技術者等を対象に基礎的事項を講義・実習するものです。

日時:平成29年9月4日(月)及び5日(火)
場所:労働安全衛生総合研究所内大講義室
定員:80名(先着)

研修の詳細及びお申込み方法については、下記のURLをご参照ください。(一般社団法人 日本粉体工業技術協会へリンクします)

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
http://appie.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/05/funjin290904.pdf [PDF]


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【104-2】コラム
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1. 鉄鋼材料における超高サイクル疲労特性の評価
  (機械システム安全研究グループ 部長 佐々木哲也)
 鉄鋼材料で作られている機械や構造物がひとたび破壊すると、現場で作業している労働者に大きな被害を及ぼすことになるため、作業中に破壊することは絶対に防がなければなりません。破壊は多くの場合、繰返し荷重が負荷されている場合に問題となる疲労破壊が関係しています。従来は疲労破壊することがないと思われていた機械や構造物であっても、長期間使用すれば疲労破壊する可能性を持つ、超高サイクル疲労現象が近年明らかになってきました。記事本文では、産業現場で広く使用されている鉄鋼材料を主な対象として、当研究所で解明を進めている超高サイクル疲労に関する研究について紹介します。


↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/104-column-1.html


2. 行動を科学する‐「行動分析学」という学問‐  動物実験から作業者への行動分析学的介入実験まで
  (産業毒性・生体影響研究グループ 主任研究員 北條理恵子)
 私の専門分野は、心理学の領域の一つである「行動分析学」と呼ばれるものです。行動を科学的に捉え、「測定」「評価」し、周りの環境や行動自体を変化させ、より好ましい状況を作り出していこうとする学問です。現在、ごく低濃度の化学物質の「ニオイ」が、記憶・学習機能にどのような影響を与えるのかを、行動分析学的試験法を用いて動物実験で調べています。また、ごく最近になって作業者の行動に対し行動分析学的介入実験を行い、安全装置の有効性を検証する試みを始めました。本コラムでは、はじめに動物実験の解説を行い、次に作業者への行動分析学的介入実験を紹介いたします。


↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/104-column-2.html


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