労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 176(2023-09-01)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2023年10月6日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【176-1】お知らせ
  1. 「過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」令和4年度 総括・分担研究報告書の公開
  2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61 No.4 の発行・公開
  3. 令和五年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第四報)

【176-2】コラム
  1. ドローンの接触による労働災害の防止に関する研究
      (建設安全研究グループ 上席研究員 堀 智仁)
  2. 産業化学物質ばく露による労働者の生殖影響について
      (有害性評価研究部 上席研究員 小林 健一)

【176-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・専門研修)」について

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【176-1】お知らせ
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1. 「過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」令和4年度 総括・分担研究報告書 の公開

  過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究令和4年度総括・分担研究報告書を発行・公開しました。

     ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/houkoku/houkoku_overwork_2023.pdf

2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.4 の発行・公開
 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.4を発行・公開しました。

 本号の論説では、アジア諸国における心理社会的労働環境の現状と課題について、マレーシア・マラヤ大学のモハド・アワン・イドリース先生が解説しています。

 原著では、中間管理職における仕事の裁量権と精神的健康(インド)、仕事のストレインと心臓血管系死亡率との前向き関連(米国)などに関する論文が掲載されています。短報では、病院ベースで行われる復職プログラム(シンガポール)が報告されています。また、症例報告として印刷作業従事者におけるベンゼンばく露(韓国)、国別報告としてコロナ禍における在宅勤務(サウジアラビア)なども示されています。

 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。

 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage) ↓↓↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/


3. 令和五年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第四報)

<今月開催>「令和五年度 安全衛生技術講演会」(最終のご案内)

 当研究所では、労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するため、令和五年度 安全衛生技術講演会(参加無料)を令和5年9月26日(火)13:00-16:35にオンラインにて開催致します。
 ご参加には事前申込みが必要です。お手数ですが下記のURLから「参加登録」をお願いします。なお、定員になり次第、受付を終了させていただきます。参加をご希望の方は早めにお申込みください。
 また、講演プログラム、参加申込み方法、オンライン接続の方法、お問合せ先などの関連情報についても下記のURLにてご案内しております。

 ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2023/kouen.html


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【176-2】コラム
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1.「ドローンの接触による労働災害の防止に関する研究」
 (建設安全研究グループ 上席研究員 堀 智仁)

 小型の無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle、以下、ドローンという)は、空中からの動画・写真撮影に利用されるだけでなく、作業者の立ち入りが困難な場所でも活用できるため、様々な構造物の点検に活躍の場を広げています。さらに、近年ではドローンの性能が向上し、重量物を運搬することができるモデルも開発されています。そのため、施工管理や橋梁等の点検、測量、資機材の運搬等、建設業においてドローンは必要不可欠なものとなっています。一方で、ドローンが作業者に接触し回転翼で顔や指等を切創する災害が発生しています。本コラムでは、ドローンの事故事例を紹介するとともに、ドローンの回転翼の接触から労働者を保護するための研究についてご紹介させていただきます。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/176-column-1.html

2.「産業化学物質ばく露による労働者の生殖影響について」
 (有害性評価研究部 上席研究員 小林 健一)

 生命は個体の生存・種の維持の調節機構として3つの主な制御システム(内分泌系・神経系・免疫系)によって支えられ、それらがお互いに協調し、身体のバランスを保っています。内分泌系の機能をかく乱させる産業化学物質の中にはいわゆる「環境ホルモン」と呼ばれるものも含まれ、これまで私のグループでは生殖・発生にあたる時期に、この様な化学物質にばく露されたときの母・児への影響について、発生内分泌学的視点から解析を行ってきました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/176-column-2.html

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【176-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「石綿関連疾患診断技術研修(基礎・専門研修)」について

 石綿(アスベスト)は、かつて建設資材や自動車部品などに利用されていましたが、石綿繊維を吸入すると肺がんや中皮腫など石綿関連疾患の原因となるため、現在は製造・使用等が禁止されています。
 石綿関連疾患の診断及び石綿ばく露所見の判定にはエックス線写真の読影等が必要となりますが、その判断が困難な事例も多く、また、医学的な知識・経験に加え、石綿ばく露等についての知識も必要となります。
 当機構では、呼吸器系の疾患を取り扱う医師や産業医などの医療関係者を対象に、石綿関連疾患の診断技術の向上及び労災補償制度の周知を図るため、石綿関連疾患の診断方法、石綿ばく露の所見に関する読影方法及び労災補償制度の取扱い等についての研修を実施しております。

 今年度の研修日程につきましては、下記リンクに掲載しています(本研修は認定産業医の単位取得対象です。)。

→ https://www.research.johas.go.jp/asbestokenshu/

 お申し込み方法については、開催地の産業保健総合支援センターへお問い合わせください。


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