労働安全衛生総合研究所

安全資料 SD-No.15 の抄録

爆発・火災災害の統計分析

SD-No.15
板垣晴彦

 当所では産業安全研究所情報検索システム(SAFE II)が運用されており,全労働災害を取り扱うデータベースが構築されているが,爆発・火災災害については情報項目が不十分である。化学安全研究部では,過去約40年間にわたり災害調査復命書を要約した資料を作成しており,これを利用して別個に独自の項目や内容を加えたサブデータベースを構築し,データの更新と追加登録を続けている。本資料では,この爆発・火災データベースに基づいて,爆発・火災災害の現状と要因分析を行い,事故件数や死傷者数の推移を示した後,災害規模曲線を10年の年代ごと,業種ごと,災害の種類ごとに示した。また,災害の原因物質と着火源の頻度の10年ごとの変化を示した。このほか付録にデータ集として,業種,災害の種類,原因物質,着火源・原因の各要因を整理した結果を示した。(図15,表4,参考文献4,付録図59)


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