労働安全衛生総合研究所

安衛研ニュースNo. 174(2023-07-07)


* 本メールは労働安全衛生総合研究所に配信を登録された方に配信しています。
** 次回配信予定:2023年8月4日(毎月第一金曜日発行)
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目次
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【174-1】お知らせ
  1. 非常勤職員(一般事務)の公募について
  2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61 No.3 の発行・公開
  3. 令和五年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第二報)
  4. YouTube JNIOSH-Channel にJ-WISE(ジェーワイズ:J-NIOSH Worker's Interval Strength & balance Exercise)実践動画を公開しました。
  5. 研究員の受賞について
  6. 所内表彰について

【174-2】コラム
  1. 機械の設計段階で実施する危険源同定の支援方法とその手段
      (新技術安全研究グループ 部長 齋藤 剛)

【174-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
  1. 「アスベスト」について

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【174-1】お知らせ
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1. 非常勤職員(一般事務)の公募について

  当研究所では、非常勤職員(一般事務)を公募します。

     ↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/jobs/noborito_230626.html

2. INDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.3 の発行・公開
 当研究所の英文学術誌であるINDUSTRIAL HEALTH Vol.61, No.3を発行・公開しました。本号の論説では、ポストコロナ時代における在宅勤務とウェルビーイングについて、労働政策研究・研修機構の高見具広先生が解説しています。総説では、オープンプランオフィスと疾病休業との関連が議論されています。原著では、職場のメンタルヘルス測定ツール(インド)、費用補助のある鍼灸療法とプレゼンティズム(日本)、局所排気装置のフード形式による排気風量等の違い(日本)などに関する論文が掲載されています。短報では、看護師における組織コミットメントとワーク・エンゲイジメント等(日本)が報告されています。
 ご一読いただくとともに、皆さまの研究成果も積極的に投稿していただけますと幸いです。

 ご質問などがございましたら、本誌事務局( ihjim@h.jniosh.johas.go.jp )までお気軽にお問い合わせください。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。(J-Stage) ↓↓↓
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/indhealth/


3. 令和五年度 安全衛生技術講演会(オンライン)のご案内(第二報)

 当研究所では、労働安全衛生に関する研究成果を皆様にわかりやすくご紹介するため、令和五年度 安全衛生技術講演会(参加無料)を令和5年9月26日(火)にオンラインにて開催致します。
 開催時間は13:00-16:35です。講演プログラムの詳細と参加申込み方法につきましては、下記URLにてご確認ください。
 参加登録受付を開始しました。皆様どうぞ奮ってご参加ください。
 ↓↓↓ 令和五年度 安全衛生技術講演会 URL ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2023/kouen.html

4. YouTube JNIOSH-Channel にJ-WISE(ジェーワイズ:J-NIOSH Worker's Interval Strength & balance Exercise)実践動画を公開しました。

 YouTube JNIOSH-ChannelにJ-WISE(ジェーワイズ)実践動画を公開しました。
 働く人の筋力やバランス能力の維持・向上を目的に開発したエクササイズ動画です。体力の低い方でも取り組める内容となっています。心肺持久力を効率良く維持・向上させるために開発したJ-HIAT実践動画と共にご活用ください。

 ↓↓↓ 以下のリンク先でJ-WISE実践動画をご覧ください。(Youtube) ↓↓↓
 https://www.youtube.com/watch?v=Bt1sH1iMLzk

 ↓↓↓ 以下のリンク先でJ-HIAT実践動画もご覧ください。(Youtube) ↓↓↓
 https://youtu.be/erTYGplRlYY

5. 研究員の受賞について

 当研究所の化学安全研究グループ 西脇洋佑研究員 が2022年度火薬学会論文賞を受賞しました。また同グループ 八島正明部長 が2022年度安全工学会論文賞を受賞しました。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/174-1.html
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/174-2.html

6. 所内表彰について

 当研究所では、業務の推進について顕著な功績のあった者を表彰し、その功労に報いることにより職員全体の志気を高揚し、業務の能率的かつ効果的な運営に資することを目的として、毎年、総合業績表彰、研究業績表彰、若手研究員総合業績表彰を行っています。
 また、インパクト・ファクターの高い論文を執筆した研究員については、荒記記念論文賞を授与しています。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/174-3.html
https://www.jniosh.johas.go.jp/about/arakiAward.html

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【174-2】コラム
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機械の設計段階で実施する危険源同定の支援方法とその手段
 (新技術安全研究グループ 部長 齋藤 剛)

 機械に起因する労働災害の防止のためには、その設計段階においてリスクアセスメントを実施することが不可欠です。しかし、それには機械安全・労働災害に関する知識とある程度の習熟が求められることから、必ずしも浸透・定着しているとは 言えません。なかでも、機械の設置、使用(運転)、保守、調整といった各局面に伴う危険性及び有害性を洗い出す「危険源の同定」については特定の手法や方法論が十分に確立されておらず、適切な結果が得られるかどうかは実施者のスキルに大きく依存しています。
 そこで本研究では、機械安全の知識やリスクアセスメントの経験によらずに最低限検討すべき重要な危険源の確実な認識を可能とするための支援として、機械安全に関連する国際規格の活用に着目した具体的な支援ツールの開発を進めてきました。本コラムではその概要を示しつつ、本研究が提案する支援方法について紹介します。

↓↓↓ 以下のリンク先で内容をご覧ください。 ↓↓↓
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2023/174-column-1.html

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【174-3】労災疾病等医学研究普及サイトのご案内
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1. 「アスベスト」について

 近年、アスベスト(石綿)関連疾患の労災請求件数は年間1,000~1,300件ほどとなっていますが、その中には他の疾患との鑑別が困難なものや診断方法が特殊なものがあり、申請から処分決定までに時間を要する場合も少なくありません。こうした診断方法が難しいアスベスト関連疾患について、明確かつ簡易な診断方法・指標を確立し、より適切な治療・予防に役立てることを目的として、当機構では長年アスベスト関連疾患の診断等についての研究を行っています。

 平成29年度までの研究では、診断時には既に進行していることが多く、他のアスベスト関連疾患との鑑別も困難な胸膜中皮腫について、新たな診断基準の確立を目指しました。胸膜中皮腫症例を全国から集め胸水に関するデータを抽出した結果、胸水中のヒアルロン酸の値などが、胸膜中皮腫の診断材料として実用性が高いことを明らかにしました。

 平成29年度までのアスベスト研究については、下記の「労災疾病等医学研究普及サイト」からご覧いただけます。

https://www.research.johas.go.jp/asbesto2015/

 平成30年度からは、明確な労災認定基準がない良性石綿胸水について、新たな認定基準を確立することを目的とした研究を開始しました。新しい診断マーカーとして胸水中の物質(SLPI)に着目し、初期の胸膜中皮腫等と比較し良性石綿胸水はSLPIが有意に低いという結果が得られ、これにより将来迅速な治療及び労災請求の処理期間短縮につながることが期待されます。この成果は『Journal of Occupational Health, 2021年 1月号(Volume 62,Issue 1)』に掲載されました。

 平成30年度からのアスベスト研究の詳細については、下記の「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。

https://www.research.johas.go.jp/asbesto2018/

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